英国のねこたち、再び。『鉄道ねこ』発売! [英国 鉄道 猫]
昨年5月から6月にかけて取材して回った、英国の保存鉄道の駅舎に暮らす猫たち。
彼らの本が、やっとできました。
日本の駅ねこのように、コスプレして改札でお出迎え、といった目だった存在では
ないのですが、古く味わいのある駅と、昔ながらの列車を愛するボランティアの
人たちに支えられて運行する保存鉄道にあって、ほっこり心和ませてくれる猫たち。
すすけていたり、シャイだったり、ワイルドだったりと個性的な猫たちを見てください。
この本のいちばん最後には、私の飼い猫、ぐうたとちょきの写真も、小さく小さく載せました。
私が猫を飼っていなかったら、今までの本で猫に焦点をあてることはなかったかもしれません。
『英国ねこまみれ紀行』『しろねこ』そして『鉄道ねこ』。
そして『スコットランドふらふら紀行』も、もとはといえば『猫びより』という雑誌に、
スコットランドのウィスキー蒸留所で暮らす猫たちの記事を書いたのがきっかけでした。
じつはその飼い猫のうちの1匹、キジトラのぐうたがなくなりました。
私が初めて飼った猫でした。最後は病気と高齢のために、ついに命の灯が
消えてしまいましたが、19歳までがんばりました。
写真を本に掲載するのを決めた時点では、まだまだ元気でいてくれると
信じていたのですが。
多くの、ペットをなくした経験のある人たちとおそらく同じように、今心にぽっかり
穴があいたようです。
「新しい本には僕も一緒だよ」と思ってくれたらいいなと願っています。
実際にぐうたに、本を見せることは叶いませんでしたが。
これからは残った同居猫ちょきと、励ましあいながら暮らしていきたいと思います。
そして、まだ先になると思いますが、気持ちが落ち着いたら、
かつてのぐうたと同じように里親を探している猫を迎えるかもしれません。
2012-03-02 10:32
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先日本屋で発見し、即、買いました。以前からインバネスB&Bあじさいやウイスキーキャットの本を読ませていただいており、昨年のスコットランド周遊ではたいへん参考になり、ありがとうございました。
今回は仰天しました。あのキングスクロスに猫巡査がいる!
次回の訪英がたいへん楽しみになりました。
追:私の愛猫、初代三毛猫美花も19歳で虹の橋を渡りました。5年経ちますが、まだ、心の傷は癒されません。
by 三毛猫美花 (2012-06-12 23:24)
美花さま
コメントありがとうございます。ご購入いただいたのですね。御礼申し上げます。キングスクロスには、猫巡査が「いた」のです。
その後、ホンモノの巡査の家の飼い猫になり、病気でなくなったそうです。愛され顔の猫で、動物保護団体からやってきて、幸せいっぱいで猫生を終えたようです。
うちの猫も2月に1匹この世を去り、残る一匹も20歳で高齢なのです。長く愛した猫を失い、心に空いた穴はなかなかふさがるものではないですね。
by 石井理恵子 (2012-08-04 15:49)