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今回は、戦国甲冑武者 [甲冑]

ご無沙汰しています。

昨年から1年以上かけて制作していた本が、今月発売になります。
ただ、英国ファン、猫ファンの方には微妙なテーマかもしれません。
以前『英国甲冑コレクション』を作ったとき、リーズの大きな
アーマーミュージアムを見学しました。
そのとき、シルバーに輝く、英国やヨーロッパの甲冑の中に、
日本の戦国甲冑もありました。
日本の戦国甲冑は、独特の色合い、パーツなどなど、西洋のものとは
異なるヴィジュアルで異彩を放っていました。
その時は、漠然と美しいなと思っていたのですが、本を作ることが
できるとは思わなかったのです。

ところがそうやって思いめぐらすうち、ユニークな著者の方を見つけ、
今まであった甲冑本の表現スタイルが見つかったからです。

日本の戦国甲冑は、決まった形の展示、そして本で紹介されるときも、
ほぼそれと同じ状態の写真です。
映画で見るように、本物の甲冑を身に着けて刀を振りかざしたり、
弓を弾いている写真が見たい。フルカラーで見たい。さらにはディテールも
見てみたい(このあたりは英国甲冑本と同じ考え)と思いました。
ただ、博物館の取材ではそれはかないませんが、私の見つけた著者は
甲冑師さん。私は企画と編集に携わりました。
自分で甲冑を作れ、着ることができ、さらには本物の戦国時代の甲冑の
所有者の知り合いも多かったのです。
今までの甲冑本は歴史と形式などを解説した堅苦しいものですが、
私はとにかくビジュアルにこだわりました。
そして使用する甲冑は映画やドラマと違い、レプリカではなく、本物。

本物が醸し出す、時代を重ねた深い色合いの甲冑たち。
そしてそれを身にまとうときの、独特のたたずまい。

7月22日発売です。『戦国甲冑のいでたち』(新紀元社)。
http://urx2.nu/uOnh
上記より、各ネット書店にリンクしています。
もし書店で見かけたらお手に取って中をご覧になってください。
s-sengoku_cover.jpg
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