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1979年の英国青年たち

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映画「アウェイデイズ」は、実は2009年に英国で公開されたもの。
映画の舞台はそれよりも20年くらい前の話だけれど、
母をなくし、父と妹と暮らす19歳のカーティが主人公。
叔父の紹介で仕事に就いたが、音楽とフットボール、クラブと遊ぶことに熱心。
ある日、エコー&ザ・バニーメンのライブで知り合ったエルヴィスと
親しくなります。ふたりは音楽やアート、生死の問題まで話せる
貴重な相手としてお互いを必要としていたのです。
けれども、カーティがエルヴィスの属する、いわゆるフーリガンのような
グループに加わってから、ふたりの関係も、カーティ自身の人生も大きく
揺らぎ始めることに。

グループはフレッド・ペリーにアディダスで決め、フットボール観戦に
連れ立って向かうけれど、目的は会場や場外で暴れること。
グループのボスに認められたくて、行動がより過激になっていく。

この「アウェイデイズ」作品は、実は2009年に英国で公開されたもの。
映画の舞台はそれよりも20年くらい前の話。
孤独な魂が惹かれあうものの、それゆえに相手を傷つけてしまう。
少年ふたりの友情以上の何かを求めてもがく姿が突き刺さります。

当時を反映したファッションは今見ると新鮮で意外とオシャレ。
たっぷり使われる音楽はポスト・パンクと呼ばれるものが中心で、
主人公たちの心情と重ね合わせると切なくもあります。

ただ物語も規模や国を超えて、現代にも通じるものがあり、
なんだかやるせない。

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