英国映画で行く年くる年 [英国映画]
年内最後の更新になります。
月イチ程度ののんびり更新なのにご覧になってくださっている
読者がいるのには感謝ばかりです。
年末、ファンタビやボヘミアン・ラプソディをご覧になった
方も多いかと思います。この年末年始に見ようと楽しみに
している方も多いでしょう。
でも、さらに英国映画、まだまだ続きます。
年明けすぐ、1月5日からは、名優マイケル・ケインが1960年代の
ポップカルチャーの案内役となって、観客を楽しませてくれる
映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』
が公開になります。ビートルズやストーンズ、ザ・フー、ボウイなどが
現れて若者を熱狂させた音楽シーン。
自身がかかわっている映画や、当時流行のファッション(今見るととても
新鮮なテキスタイルや、ミニスカート姿が可愛い)、そしてアートシーンを
豊富なアーカイヴ映像、当時を知る魅力的な人たちへの
インタビューを詰め込んでいて楽しい。
1月11日には、コリン・ファースの新作『喜望峰の風に乗せて』が
公開になります。
これはヨットによる単独無寄港世界一周に挑戦した実在の英国人男性、
ドナルド・クロウハーストの話です。自分の人生と夢を賭け、
家族の期待と不安の中出航した男がどんな困難に立ち向かったのか…。
コリンのファンにはかなりハラハラさせられる展開が待ち受けています。
2月に入ると、空から傘とともに現れるあの「メリー・ポピンズ」が成長した
マイケル・バンクスの家に再び現れる『メアリー・ポピンズ リターンズ』
がスクリーンに登場。
メリー役にはエミリー・ブラント、マイケル・バンクスにはベン・ウィショー。
ブロードウェイの大スター、リン=マニュエル・ミランダが街灯点灯夫役。
他にもエミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、コリン・ファースト
いった英国映画ファンにはたまらないキャストに加えメリル・ストリープも
登場するという豪華な顔ぶれ。ゴールデン・グローブやアカデミー賞での
賞取りも期待されています。
とにかく歌い踊り、空を飛び、夢の世界を見せてくれる楽しいミュージカル映画です。
同じく2月には、こちらもまた賞レースにからんでくると話題の
『女王陛下のお気に入り』も登場。
時は18世紀初頭。アン女王(オリヴィア・コールマン)の統治する英国。
そのアン女王を巡って、ふたりの女の欲望が交差します。
女王のいちばんの相談役で政治でも権力をふるう、女官のサラと
上流階級から没落し、召使いで良いからとサラ(レイチェル・ワイズ)のもとに
転がり込んできたアビゲイル(エマ・ストーン)。
ふとしたことからチャンスを得、女王の侍女へのしあがった
アビゲイルによって、彼女と女王、サラの危うい三角関係が…。
というお話。ストーリーや演技のすごさもさることながら、
衣装、セット、ライティングも当時を思わせるリアルさ。
この映画では男性は完全に脇役で、女優3人の恐ろしいまでの
存在感に痺れます。
さらに、お時間をたっぷりとって楽しんでいただきたいのが、
英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたロイヤル・バレエの
『ワルキューレ』を。あのワーグナーの「にーべるんぐの指輪」
4部作の2作目です。ストーリーはネットでチェックしていただく
として、とにかくスクリーンからも圧を感じる音楽と歌のすごみ。
トータル5時間は鑑賞に費やすことになりますが、その価値はあります。
幕間に曲の解説やインタビューなども入りますが、そこに
スティーヴン・フライも登場。彼は大のワーグナー・ファンで、
ワーグナーの作品上映時は必ず劇場に足を運ぶとか。
彼の作品コメントもあり、これも含めて見ごたえあります。
本年もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
よいお年を。
月イチ程度ののんびり更新なのにご覧になってくださっている
読者がいるのには感謝ばかりです。
年末、ファンタビやボヘミアン・ラプソディをご覧になった
方も多いかと思います。この年末年始に見ようと楽しみに
している方も多いでしょう。
でも、さらに英国映画、まだまだ続きます。
年明けすぐ、1月5日からは、名優マイケル・ケインが1960年代の
ポップカルチャーの案内役となって、観客を楽しませてくれる
映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』
が公開になります。ビートルズやストーンズ、ザ・フー、ボウイなどが
現れて若者を熱狂させた音楽シーン。
自身がかかわっている映画や、当時流行のファッション(今見るととても
新鮮なテキスタイルや、ミニスカート姿が可愛い)、そしてアートシーンを
豊富なアーカイヴ映像、当時を知る魅力的な人たちへの
インタビューを詰め込んでいて楽しい。
1月11日には、コリン・ファースの新作『喜望峰の風に乗せて』が
公開になります。
これはヨットによる単独無寄港世界一周に挑戦した実在の英国人男性、
ドナルド・クロウハーストの話です。自分の人生と夢を賭け、
家族の期待と不安の中出航した男がどんな困難に立ち向かったのか…。
コリンのファンにはかなりハラハラさせられる展開が待ち受けています。
2月に入ると、空から傘とともに現れるあの「メリー・ポピンズ」が成長した
マイケル・バンクスの家に再び現れる『メアリー・ポピンズ リターンズ』
がスクリーンに登場。
メリー役にはエミリー・ブラント、マイケル・バンクスにはベン・ウィショー。
ブロードウェイの大スター、リン=マニュエル・ミランダが街灯点灯夫役。
他にもエミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、コリン・ファースト
いった英国映画ファンにはたまらないキャストに加えメリル・ストリープも
登場するという豪華な顔ぶれ。ゴールデン・グローブやアカデミー賞での
賞取りも期待されています。
とにかく歌い踊り、空を飛び、夢の世界を見せてくれる楽しいミュージカル映画です。
同じく2月には、こちらもまた賞レースにからんでくると話題の
『女王陛下のお気に入り』も登場。
時は18世紀初頭。アン女王(オリヴィア・コールマン)の統治する英国。
そのアン女王を巡って、ふたりの女の欲望が交差します。
女王のいちばんの相談役で政治でも権力をふるう、女官のサラと
上流階級から没落し、召使いで良いからとサラ(レイチェル・ワイズ)のもとに
転がり込んできたアビゲイル(エマ・ストーン)。
ふとしたことからチャンスを得、女王の侍女へのしあがった
アビゲイルによって、彼女と女王、サラの危うい三角関係が…。
というお話。ストーリーや演技のすごさもさることながら、
衣装、セット、ライティングも当時を思わせるリアルさ。
この映画では男性は完全に脇役で、女優3人の恐ろしいまでの
存在感に痺れます。
さらに、お時間をたっぷりとって楽しんでいただきたいのが、
英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたロイヤル・バレエの
『ワルキューレ』を。あのワーグナーの「にーべるんぐの指輪」
4部作の2作目です。ストーリーはネットでチェックしていただく
として、とにかくスクリーンからも圧を感じる音楽と歌のすごみ。
トータル5時間は鑑賞に費やすことになりますが、その価値はあります。
幕間に曲の解説やインタビューなども入りますが、そこに
スティーヴン・フライも登場。彼は大のワーグナー・ファンで、
ワーグナーの作品上映時は必ず劇場に足を運ぶとか。
彼の作品コメントもあり、これも含めて見ごたえあります。
本年もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
よいお年を。