SSブログ

エリザベス 女王陛下の微笑み [英国]

寒暖差が激しくて、ぐったりしますね。
昨日は20度くらいで、明日は30度になるかといわれている東京。
2019年を最後に行けていない英国は、今爽やかな夏真っ最中とか。
行きたくて仕方ないです。

さて、エリザベス女王のクイーン・ジュビリーを見た人は多いでしょう。
私もパレードはYoutubeで後追いで見ました。女王はパレードには出ず、
英語ですらほとんど解説がありませんでしたが。
でも、テラスにはお出ましで、お痩せになったようですが安心しました。

別に撮影されたくまのパディントンとの共演は楽しく見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=7UfiCa244XE
パディントン2のDVD発売時に、封入するリーフレットに
原稿を書いたので、ちょっとうれしくなりました。

ミニ知識として、あの黒く高い帽子は熊毛でできています。
被ると重く、暑いのです。過去にパレード中に倒れた衛兵もいたと聞きます。
以前、英国の地方都市の軍隊パレードを見た時、熱中症で倒れる兵士を
見たことがあるので、微妙な季節の軍隊パレードは気になります。
また、格好の良い騎兵のブーツは膝と足首を曲げるのが困難な硬さだそうです。
おりて歩く前提ではなく、実戦用でない礼服ならでは、なのかもしれません。

そして、いよいよエリザベス女王の長編ドキュメンタリー映画
「エリザベス 女王陛下の微笑み」が公開です。
英国史上最長、最高齢の女王の姿をたっぷり見ることができます。
私が特に好きだったのは、乗馬と競馬を見るシーン。
本当に馬がお好きで、お上手。競馬場では客席でエキサイトする
姿も微笑ましいです。ファッションもたっぷり見ることが出来ます。
IMG_1870.jpg
楽しいことも、困難なことも乗り越えた70年には重みを感じます。
内容はトピックごとに分かれており、時代の流れもわかるので、
あっというまに終わってしまう気がしました。

私は昔「トゥルーピング・カラーズ」という、女王のお誕生日を祝う
パレードは生で見ました。今回のものほどは大掛かりではなかった
ですが、ロイヤルファミリーの乗った馬車が通り過ぎるのは一瞬でした。
ちなみに、目的はロイヤルファミリーではなく、軍隊の礼服の取材でした
(英国男子制服コレクションに掲載)。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「たのしい川辺」→ザ・ウィローズ

また、ずいぶん間が空いてしまったのに、このブログを見ていただいている方がいらしたら、大変感謝しています。

今回は、東京の映画館で見られる、英国の舞台作品をご紹介します。
英国の舞台を字幕付きで、というとシェイクスピア劇を含むナショナル・シアター・ライブが
舞台好きの方には良く知られていますが。今回ご初会するのは
ロンドン・パラディウム・シアターで上演された「ザ・ウィローズ」。
原題はThe Wind in the Willows.
英国の児童文学として、「たのしい川辺」というタイトルで日本でも出版され、
長く読み継がれている作品です。英国では子供時代に皆一度は読む本です。

お金持ちだけどスピード狂のヒキガエル、好奇心旺盛なモグラ、慎重で友達思いのネズミ、
物知りのアライグマ、ずるがしこいイタチなどさまざまな動物が繰り広げる物語です。
ミュージカルなので、歌ありダンスあり。そしてそれを盛り上げるのは、
動物に扮した役者たちのファッションです。


その動物見てくれそのままに動物に扮しているわけではないのです。
ヒキガエルは紙を緑に染め、グリーン系のタータンチェックの
シャツやジャケットにニッカボッカ。その執事たちは昔の王宮風のジャケットスタイル。
モグラはシェトランドニットのベスト。
ハリネズミの家族はボーイスカウトの制服風。
リスはツナギに大きな尻尾。
英国らしさをちりばめたうえかわいくて、
その衣装で歌い踊るのを見るだけでも楽しいです。
IMG_1706.jpg

子供から大人までみんながワクワク気分になるお話。

もう3年、生の英国の舞台を見ることができなかった(正直言えば、
昨年末奇跡的にアダム・クーパー主演の「シンギン・イン・ザ・レイン」の
来日公演を観ることができました(2公演購入していましたが、1公演分は
コロナ関連でキャンセルに)。その時はアダムのトークショー付きでしたが、
かれがこれを日本で踊る最後になることもあり、コロナで実現が危うく、
ロンドンでも公演できない状態にあったため、涙ぐんでいました。

脱線しましたが「ザ・ウィローズ」、おススメの作品です。
公開は7月8日から大都市中心に公開されるようですが、
ぜひチェックしてみてください。
https://broadwaycinema.jp/TheWillows/17532958
nice!(0)  コメント(0) 

2022 Happy New Year

明けましておめでとうございます。
s-IMG_0590.jpg
新年のあいさつも遅れに遅れてしまいました。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

英国旅行には2019年に行ったきり。
今年も行く目途がつきません。
昨年末に英国のロックバンド、キング・クリムゾンの
奇跡的な来日公演は、2度見に行きました。
でも、彼らもなかなかのご高齢バンド。リーダーのロバート・フリップが
以降の日本公演はもうないと思うと発言して、いつかは来ると
思っていましたが、ショックでした。
ただ、フェードアウトするより、最後を見送れたことは満足しています。

また、英国映画や、英国ドラマを見て気を紛らわせています。

その中でもやはり『キングスマン・ファーストエージェント』は
痛快でした。
『キングスマン』シリーズのもととなる作品。
いわゆるスパイアクションではありますが、
英国紳士のファッション、文化が満載なのが良いです。
さらに、スコットランド好きの私としては、
レイフ・ファインズ扮するオックスフォード公の
息子が従軍したのがブラック・ウォッチ隊で、軍服が
キルトだったのがうれしかったです。

もう一度観に行こうかと思っています。
nice!(0)  コメント(0) 

秋の英国映画 ビルド・ア・ガール

すっかりご無沙汰してしまい、今も読んでくださっている方がいたら、
申し訳ない気持ちです。

職域接種で6月、7月のワクチンは平均以上に副反応が出てぐったりの夏でした。

そうこう言っている間に秋。
ダニエル・クレイグ最後のボンド姿を拝める007が公開になりファンを歓喜させて
いますが、ほかにも気になる作品が。

家が貧しく、学校ではあまり目立たない、
それでも図書館の本を全部読むほどで文才のある女子高生が、
ロック雑誌のライターになるというお話
『ビルド・ア・ガール』が今月公開になります。
https://buildagirl.jp/

ぽっちゃり体系の眼鏡女子が服装を変え、自分を解き放ち
大胆になっていくさまは痛快。
けれどもなりたかったもの、手に入れたかったものがすべて
自分のものになるわけではありません。そういう部分も含め、
観る人を鼓舞してくれるような内容です。
クセのある英語、全編に流れるロックナンバー、1990年代後半の
カルチャーなど、英国ファンには見逃せない1本です。
実は私も昔音楽誌でインタビューなどしたことがあり、
その頃を思い出したりしました。
主人公ジョアンナを演じるのは、アメリカ人女優ビーニー・フェルドスタイン。
彼女が恋するロックスターは『ゲーム・オブ・スローンズ』でシオン・グレイジョイ役
でを演じたアルフィー・アレン。今回は、芯の通ったかっこいい役です。
エマ・トンプソンも登場し、締めるところを締めてくれます。

nice!(0)  コメント(0) 

ピーターラビット2

本来なら昨年公開しているはずだった、ビアトリクス・ポターの絵本を基にした映画
「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」がついに今月末(2021年6月25日)公開に。
英国成分がほしいあなたに、「ジェントルメン」そしてこの作品を。

今度のピーターラビットは、大好きなビアとトーマス・マグレガーが結婚し、
暴れん坊ぶりを押さえていたものの、ある誤解からふたりに反発、
街のウサギ、バーナバスと接近。バーナバスはピーターの父の友人で、
父親のイメージを重ねて懐くが、実は彼はギャングのドン。
大きな強盗計画を実行に移そうと、ピーターと仲間たちを引き入れるのです。
その結果大変なことに!
s-s-Sub4_R.jpg
と、よからぬ雰囲気が漂いますが、
「2」ではトーマスがビアと結婚(ビアのシンプルなウェディングドレスと、
花のティアラがチャーミング)。
新たにふたりが始めた可愛い村のおもちゃ屋さんが
出てきたり、ビアのウサギたちを描いた自主製作絵本が大出版社に
認められたり(これもトラブルのもとに)というエピソードもあります。
舞台も都会と田舎を行き来して、スピーディーな展開。
s-s-Main_R.jpg
もちろん、CGを使ったもっふもふ、かつ表情豊かな動物たちの可愛さや、
それに見合わぬ?派手なアクション、ピーターの強烈な飛び蹴りも健在です。
https://www.peterrabbit-movie.jp/

*画像使用は配給元の許可済みです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。