SSブログ
前の5件 | -

英国学生制服コレクション、予告 [英国 制服 ]

新刊『英国学生コレクション』が来月発売決定です。
今のところ、店頭に並ぶのが10月6日予定です。

10年以上前、『英国男子制服コレクション』を出版したとき、
「学生服だけの本が読みたい」「女子の制服も見たい」という
声があったものの、実現できませんでした。

今考えれば、その数年後に作っておけばよかったです。
というのは、『英国男子制服コレクション』を作った数年後から
すでに学校制服の取材が厳しくなり始めたからです。
本に掲載する写真は、もちろんですが、許可が要ります。
学校取材は可能だけれど、生徒を撮影することはNG、というのが
多くの学校の暗黙のルールとなったからです。
日本でも、一般人の許可のない写真のメディア露出はかなり厳しくなりました。
10代以下ではなおさらです。

今回も、本のあとがきに書きましたが、学校のアーカイブやインスタグラムに
掲載されているものを借りて掲載することもNGという学校が多かったのです。
そのため、掲載したい学校に、何度もアプローチしたものの写真提供すら
してもらえなかったところがいくつもありました。

そんな中、ご協力いただけた学校、卒業生のご父兄のご尽力のおかげで、
制作することができました。

中でも英国王室とゆかりが深く、歴代首相や人気俳優(エディ・レッドメイン、
トム・ヒドルストンなど多数)を輩出しているイートン・カレッジに
ついては、あのテイルスーツの秘密や、学校のウェブサイトを見てもわからない
制服情報を盛り込むことができました。
楽しみにしていてください。

チラ見せ。
IMG_6973.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

1979年の英国青年たち

IMG_6920.jpg

映画「アウェイデイズ」は、実は2009年に英国で公開されたもの。
映画の舞台はそれよりも20年くらい前の話だけれど、
母をなくし、父と妹と暮らす19歳のカーティが主人公。
叔父の紹介で仕事に就いたが、音楽とフットボール、クラブと遊ぶことに熱心。
ある日、エコー&ザ・バニーメンのライブで知り合ったエルヴィスと
親しくなります。ふたりは音楽やアート、生死の問題まで話せる
貴重な相手としてお互いを必要としていたのです。
けれども、カーティがエルヴィスの属する、いわゆるフーリガンのような
グループに加わってから、ふたりの関係も、カーティ自身の人生も大きく
揺らぎ始めることに。

グループはフレッド・ペリーにアディダスで決め、フットボール観戦に
連れ立って向かうけれど、目的は会場や場外で暴れること。
グループのボスに認められたくて、行動がより過激になっていく。

この「アウェイデイズ」作品は、実は2009年に英国で公開されたもの。
映画の舞台はそれよりも20年くらい前の話。
孤独な魂が惹かれあうものの、それゆえに相手を傷つけてしまう。
少年ふたりの友情以上の何かを求めてもがく姿が突き刺さります。

当時を反映したファッションは今見ると新鮮で意外とオシャレ。
たっぷり使われる音楽はポスト・パンクと呼ばれるものが中心で、
主人公たちの心情と重ね合わせると切なくもあります。

ただ物語も規模や国を超えて、現代にも通じるものがあり、
なんだかやるせない。

nice!(0)  コメント(0) 

英国の学校制服 [英国 制服 ]

ずっと、執筆中状態だった本の告知がようやくできます。

『英国パブリック・スクールへようこそ!』を出したとき、
もう英国学校モノの本は作れないと思っていましたが、
この度また別のアプローチで本が出せることになりました。

IMG_3902.JPG

テーマは英国の学校制服です。
10年ほど前に『英国男子制服コレクション』を出したとき、
男子の学校制服を紹介しましたが、女子の制服は?という
問い合わせがいくつかあり、そのお返事のような形になりました。
今回は男女両方の学校制服を集めました。
英国の学校制服は、トラディショナルであり、魅力的。
500年以上の歴史を持つところもあり、日本の学校制服に取り入れられた
スタイルもあります。

前作でも言い訳っぽくなりましたが、ここ4~5年前から英国の学校に対する
取材が年々厳しくなっていき、学校モノが作りづらくなりました。
あのNHKですら某パブリックスクールの取材窓口を知りたくて
私に問い合わせてきたくらいです。

直接取材はもちろんのこと、情報提供を求めても、
断られる、スルー、Websiteを見てください、と言われるのが
ほとんどです。
写真使用も、学校サイトにあるものを転載する画像サイトやブログなども
あったりしますが、本来それはNGです。学校の許可が必要です。
それ自体が大仕事なのも、学校関連本の難しいところ。
150校近く問い合わせをしても、返事が来るのが半分以下。
その半分のうちの答えが「お断り」だったのです。
それでもなんとか協力していただける学校の制服を集めて
まとめました。

そして前作が出る前後に知り合った英国のパブリックスクール卒業生の
ご父兄の存在も、新刊を作るのに大きな影響がありました。

そのおかげで10月には書店に並ぶであろう本には、現役の
イートン・カレッジの先生のインタビューもできました。

あと2週間くらいで、発売日が決定すると思います。
10月には店頭に並ぶ予定です。

それまであと少しだけ、お待ちください。

nice!(0)  コメント(0) 

さようなら、ボブという名の猫~Street Cat Called Bob [英国 猫]

猫好きのみなさんならすでにご存じかと思いますが、英国の人気猫「ボブ」が
虹の橋を渡りました。そのニュースは、SNSでも駆け巡り、ファンのみならず、
世界の猫好きの涙を誘いました。

私は、ボブが出演した「ボブという名の猫」という映画のプロモーションで来日
したときと、昨年ロンドン郊外で行われたCat Festというイベントで飼い主の
ジェームズさんとともに会うことができました(「猫びより」でも記事を書きました)。
印象としては、物おじしない猫で、かつおだやか。
昨年の時点で14歳近かったので、そのせいもあったかもしれません。
IMG_4118.JPG

ボブに関してはジェームズさんの著書や、ボブ自身が出演した映画で、
そのストーリーを知ることが出来ます。
ちなみにその映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は
7月5日にBSテレ東で追悼放送も決まったようです。

どんな飼い主にとっても、自分の猫は特別です。
ジェームズさんは自身が抱えていた問題(失業、薬物依存など)が
大きかったゆえに、ボブの存在は彼の心の支え以上で、
人生の転機を与えてくれた宝物のようなものでした。
だから、その喪失の悲しみはより一層深いのではないかと思います。

一度はあきらめたような人生に再び光を与えてくれたボブのように、
可能ならジェームズさんが、誰か(行き場のない猫たちでも)の
支えになって活躍してくれることを心から願います。
そうしたらボブも誇らしいのではないかと思います。
IMG_4117.JPG

*画像は昨年の「Cat Fest」時のもの。転載禁止。
nice!(0)  コメント(0) 

グラスゴーでカントリー

コロナによる自粛も徐々に緩和され、映画館にも行けるようになってきました。
英国はスコットランド、グラスゴーが舞台の映画が今月26日から公開に
なります。

英国ゆかりの作品、『ワイルド・ローズ』もそのひとつ。
https://cinerack.jp/wildrose/

麻薬がらみの事件で服役していた女性、ローズ・リンが刑期を終えたところから
話はスタート。
ローズリンは歌の才能に恵まれ、カントリーミュージック(アメリカでは
大人気ジャンルです。テイラー・スウィフトはカントリー出身のポップスター)
を愛し、服役前はライブハウスで歌っていましたが、前科があるということで
出演を拒否されます。そして彼女には母に預けていた幼い2人の子供がいたのです。
母の助けを借りてやっと生活しているような状態でも夢を諦めきれず、
何度も母や子供たちを失望させながら、自分の夢(歌手になりナッシュビル
で成功すること)を叶えるために突き進みます。

シンガーとして成功を望む女性の話としては、最近ではレディー・ガガ主演の
「アリー/スター誕生」(とはいえリメイク作ですが)が有名ですが、
流石に英国作品、ローズリンが背負っているものはなかなか厳しいうえに、
本人もなかなかのトラブルメーカー。最初はなんて身勝手な人なんだ、と
思いつつもそのたくましさに惹かれていきます。

主演のジェシー・バックリーは「ジュディ 虹の彼方に」や「ドクター・ドリトル」
に脇役として出演していましたが、日本での知名度はイマイチ。
でも、彼女が映画で聴かせる歌声は本物で、本当にうまくて、感激ものです。
そして彼女の母親役のジェリー・ウォーターズが折々に絶妙な演技と
セリフで泣かせてくれます。

英国が舞台で、アメリカの中西部を中心にした白人層に熱狂的な
ファンを持つ、いわゆるフォーク音楽。
スコットランドやアイルランドにルーツをもつケルト音楽の
影響もあるとはいえ、そもそもスコットランドでの人気はそれほどでも
ないのです(映画の中で、ローズリンがそのことを嘆いています)。
映画を見ていても、スコットランドらしいどんよりとした空の下、
カントリー音楽が流れるのは、やはり違和感はあります。

でも、好きなジャンルの音楽を突き詰めたい、全身で表現したい!
という意気込みが国境を超えるのは、だれしも理解できること。
違和感はローズリンの歌う姿を見ると吹っ飛んでしまいます。

グラスゴーでカントリー、この一瞬ミスマッチな
テーマの映画、なかなかグッときます。
夢を追いかけてたどりついたのはどこか、観て確かめては?

画像は、本日もだらっとしているうちの猫です。
IMG_6347.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
前の5件 | -