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「たのしい川辺」→ザ・ウィローズ

また、ずいぶん間が空いてしまったのに、このブログを見ていただいている方がいらしたら、大変感謝しています。

今回は、東京の映画館で見られる、英国の舞台作品をご紹介します。
英国の舞台を字幕付きで、というとシェイクスピア劇を含むナショナル・シアター・ライブが
舞台好きの方には良く知られていますが。今回ご初会するのは
ロンドン・パラディウム・シアターで上演された「ザ・ウィローズ」。
原題はThe Wind in the Willows.
英国の児童文学として、「たのしい川辺」というタイトルで日本でも出版され、
長く読み継がれている作品です。英国では子供時代に皆一度は読む本です。

お金持ちだけどスピード狂のヒキガエル、好奇心旺盛なモグラ、慎重で友達思いのネズミ、
物知りのアライグマ、ずるがしこいイタチなどさまざまな動物が繰り広げる物語です。
ミュージカルなので、歌ありダンスあり。そしてそれを盛り上げるのは、
動物に扮した役者たちのファッションです。


その動物見てくれそのままに動物に扮しているわけではないのです。
ヒキガエルは紙を緑に染め、グリーン系のタータンチェックの
シャツやジャケットにニッカボッカ。その執事たちは昔の王宮風のジャケットスタイル。
モグラはシェトランドニットのベスト。
ハリネズミの家族はボーイスカウトの制服風。
リスはツナギに大きな尻尾。
英国らしさをちりばめたうえかわいくて、
その衣装で歌い踊るのを見るだけでも楽しいです。
IMG_1706.jpg

子供から大人までみんながワクワク気分になるお話。

もう3年、生の英国の舞台を見ることができなかった(正直言えば、
昨年末奇跡的にアダム・クーパー主演の「シンギン・イン・ザ・レイン」の
来日公演を観ることができました(2公演購入していましたが、1公演分は
コロナ関連でキャンセルに)。その時はアダムのトークショー付きでしたが、
かれがこれを日本で踊る最後になることもあり、コロナで実現が危うく、
ロンドンでも公演できない状態にあったため、涙ぐんでいました。

脱線しましたが「ザ・ウィローズ」、おススメの作品です。
公開は7月8日から大都市中心に公開されるようですが、
ぜひチェックしてみてください。
https://broadwaycinema.jp/TheWillows/17532958
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