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取材こぼればなし・六本指の猫 [英国 猫]

『しろねこ』内のコラムにも書いたのですが、
城猫訪問の旅の途中で、六本指の猫に会いました。
クロディゲートファームという名前の、元はファームハウスだったB&B。
当初は単なる「猫のいる宿」のひとつとして紹介するはずでした。
なので、B&Bに到着した後は何も考えずにそこで飼われていた2匹の可愛い猫を、
宿の部屋や庭などで撮影していました。

そのあとふと飼い主さんに「この猫たちの特徴ってどんなところですか?」と
きいたところ「キャットニップというハーブが大好きで…」なんて話して
くれていたのですが、身体的な特徴として「指が六本ある」というのです。

撮影も終わり、もう移動・・・というときに聞いてびっくり。
これはかなり珍しい!というか私は六本指の猫なんて、直接みたことは
なかったのです。

六本指の猫については、アメリカの文豪・ヘミングウェイの飼い猫が六本指だったの
だそうです。そして彼の没後もフロリダにあるヘミングウェイ博物館に、
その飼い猫の子孫が飼われているのだと聞いています。

キーウェストに行かないと、そんな猫にお目にかかる機会もないだろうと
思っていたのに何たる偶然!興奮した私は、あわてて猫の指のアップを
撮らせてもらうことにしたのですが、抱っこして指を掴まれた猫たちは
逃げ出そうとするので、なかなか上手く撮影できませんでしたが、
なんとか証拠写真を押さえることができました。

本ではあまり大きい画像を載せることができませんでしたが、
ここに掲載しておきますね。
2010kiltuksub 268.JPG


普通、猫の指は、真ん中の大きな肉級を取り囲む4本プラスそこよりちょっと
下に下がった場所に親指っぽいのが1本、さらに爪のない指のような突起が
あります。ここの猫には普通真ん中の大きな肉級を取り囲む4本の指が1本多く
5本あるんです。
そして親指部分も太く、毛で覆われるとミトンみたいです。

母猫はノラだったそうです。
ちなみにこのような指の猫は多指症といい、突然変異のようです。

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ピオーネ

以前ニューヨーク州北部の片田舎にあるイサカ(Ithaca)という小さな町に住んでいた時、指が6本ある猫(中には7本ある猫も!)を見て私も非常に驚いたことがあります。しかもそんなpolydactil がごろごろいるのです!それまで日本でもどこでもそのような猫は見たことがありませんでしたのでとても不思議で、現地の人達に何故イサカにpolydactil がたくさんいるのか尋ねましたが誰も理由は知らないようでした。
by ピオーネ (2011-12-16 18:57) 

石井理恵子

お返事が大変遅くなりすみません。コメントありがとうございます。バハマだったか、ヘミングウェイゆかりの地には六本指の猫がたくさんいると聞きましたが、ニューヨーク州にも!六本指、七本指の猫は突然変異腫のようですが、親兄弟への遺伝子パワーは強いのかもしれませんね。
by 石井理恵子 (2012-08-04 15:44) 

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