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英国の学校制服 [英国 制服 ]

ずっと、執筆中状態だった本の告知がようやくできます。

『英国パブリック・スクールへようこそ!』を出したとき、
もう英国学校モノの本は作れないと思っていましたが、
この度また別のアプローチで本が出せることになりました。

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テーマは英国の学校制服です。
10年ほど前に『英国男子制服コレクション』を出したとき、
男子の学校制服を紹介しましたが、女子の制服は?という
問い合わせがいくつかあり、そのお返事のような形になりました。
今回は男女両方の学校制服を集めました。
英国の学校制服は、トラディショナルであり、魅力的。
500年以上の歴史を持つところもあり、日本の学校制服に取り入れられた
スタイルもあります。

前作でも言い訳っぽくなりましたが、ここ4~5年前から英国の学校に対する
取材が年々厳しくなっていき、学校モノが作りづらくなりました。
あのNHKですら某パブリックスクールの取材窓口を知りたくて
私に問い合わせてきたくらいです。

直接取材はもちろんのこと、情報提供を求めても、
断られる、スルー、Websiteを見てください、と言われるのが
ほとんどです。
写真使用も、学校サイトにあるものを転載する画像サイトやブログなども
あったりしますが、本来それはNGです。学校の許可が必要です。
それ自体が大仕事なのも、学校関連本の難しいところ。
150校近く問い合わせをしても、返事が来るのが半分以下。
その半分のうちの答えが「お断り」だったのです。
それでもなんとか協力していただける学校の制服を集めて
まとめました。

そして前作が出る前後に知り合った英国のパブリックスクール卒業生の
ご父兄の存在も、新刊を作るのに大きな影響がありました。

そのおかげで10月には書店に並ぶであろう本には、現役の
イートン・カレッジの先生のインタビューもできました。

あと2週間くらいで、発売日が決定すると思います。
10月には店頭に並ぶ予定です。

それまであと少しだけ、お待ちください。

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さようなら、ボブという名の猫~Street Cat Called Bob [英国 猫]

猫好きのみなさんならすでにご存じかと思いますが、英国の人気猫「ボブ」が
虹の橋を渡りました。そのニュースは、SNSでも駆け巡り、ファンのみならず、
世界の猫好きの涙を誘いました。

私は、ボブが出演した「ボブという名の猫」という映画のプロモーションで来日
したときと、昨年ロンドン郊外で行われたCat Festというイベントで飼い主の
ジェームズさんとともに会うことができました(「猫びより」でも記事を書きました)。
印象としては、物おじしない猫で、かつおだやか。
昨年の時点で14歳近かったので、そのせいもあったかもしれません。
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ボブに関してはジェームズさんの著書や、ボブ自身が出演した映画で、
そのストーリーを知ることが出来ます。
ちなみにその映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は
7月5日にBSテレ東で追悼放送も決まったようです。

どんな飼い主にとっても、自分の猫は特別です。
ジェームズさんは自身が抱えていた問題(失業、薬物依存など)が
大きかったゆえに、ボブの存在は彼の心の支え以上で、
人生の転機を与えてくれた宝物のようなものでした。
だから、その喪失の悲しみはより一層深いのではないかと思います。

一度はあきらめたような人生に再び光を与えてくれたボブのように、
可能ならジェームズさんが、誰か(行き場のない猫たちでも)の
支えになって活躍してくれることを心から願います。
そうしたらボブも誇らしいのではないかと思います。
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*画像は昨年の「Cat Fest」時のもの。転載禁止。
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グラスゴーでカントリー

コロナによる自粛も徐々に緩和され、映画館にも行けるようになってきました。
英国はスコットランド、グラスゴーが舞台の映画が今月26日から公開に
なります。

英国ゆかりの作品、『ワイルド・ローズ』もそのひとつ。
https://cinerack.jp/wildrose/

麻薬がらみの事件で服役していた女性、ローズ・リンが刑期を終えたところから
話はスタート。
ローズリンは歌の才能に恵まれ、カントリーミュージック(アメリカでは
大人気ジャンルです。テイラー・スウィフトはカントリー出身のポップスター)
を愛し、服役前はライブハウスで歌っていましたが、前科があるということで
出演を拒否されます。そして彼女には母に預けていた幼い2人の子供がいたのです。
母の助けを借りてやっと生活しているような状態でも夢を諦めきれず、
何度も母や子供たちを失望させながら、自分の夢(歌手になりナッシュビル
で成功すること)を叶えるために突き進みます。

シンガーとして成功を望む女性の話としては、最近ではレディー・ガガ主演の
「アリー/スター誕生」(とはいえリメイク作ですが)が有名ですが、
流石に英国作品、ローズリンが背負っているものはなかなか厳しいうえに、
本人もなかなかのトラブルメーカー。最初はなんて身勝手な人なんだ、と
思いつつもそのたくましさに惹かれていきます。

主演のジェシー・バックリーは「ジュディ 虹の彼方に」や「ドクター・ドリトル」
に脇役として出演していましたが、日本での知名度はイマイチ。
でも、彼女が映画で聴かせる歌声は本物で、本当にうまくて、感激ものです。
そして彼女の母親役のジェリー・ウォーターズが折々に絶妙な演技と
セリフで泣かせてくれます。

英国が舞台で、アメリカの中西部を中心にした白人層に熱狂的な
ファンを持つ、いわゆるフォーク音楽。
スコットランドやアイルランドにルーツをもつケルト音楽の
影響もあるとはいえ、そもそもスコットランドでの人気はそれほどでも
ないのです(映画の中で、ローズリンがそのことを嘆いています)。
映画を見ていても、スコットランドらしいどんよりとした空の下、
カントリー音楽が流れるのは、やはり違和感はあります。

でも、好きなジャンルの音楽を突き詰めたい、全身で表現したい!
という意気込みが国境を超えるのは、だれしも理解できること。
違和感はローズリンの歌う姿を見ると吹っ飛んでしまいます。

グラスゴーでカントリー、この一瞬ミスマッチな
テーマの映画、なかなかグッときます。
夢を追いかけてたどりついたのはどこか、観て確かめては?

画像は、本日もだらっとしているうちの猫です。
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鴎外荘 [英国 制服 ]

大詰めを迎えながらも、コロナ禍で思うように進まない
作業をしている最中です。

コロナでの外出自粛が厳しくなる前に、
出版予定の本、実は校正作業は自宅でない場所で1日、
試験的にそして集中的にやってみました。
場所は都内にある温泉宿「鴎外荘」。
ここはもと作家の森鴎外の旧邸(家屋敷の一部が
残っており、それがホテルの中にあるのです。予約制で、
会食のためのお部屋がいくつかあります)のあるホテル。
ホテルの日帰りプランで行ってきました。
家から徒歩と地下鉄を含め50分ほど。
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森鴎外の旧邸は以前から見てみたかったのですが、
ホテルが閉館予定(5月末までのようです)であり、
旧邸も移築されてしまうらしいときいていたので、
この機会を逃してはダメだと思ったからです。
和洋折衷スタイルの素敵な邸宅です。
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詳細はこの記事が参考になります。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051302100028.html

9時間滞在のプランで、到着すると早速仕事。
静かで、猫にも邪魔されず(昼寝をするまで気まぐれな
かまってちゃん攻撃が激しいのです)、サクサクと
作業を進められました。
ランチもホテル内のレストランで頂き、
仕事に戻り、ホテル内の入浴可能タイム(このホテルは
東京23区内でも珍しい温泉が湧いているのです)に、
お湯に浸かり、再び仕事…が、あっという間!

校正は何度も見返すものなので、1日ではもちろん終わる
わけもないのですが、集中できたという点では良かったです。
今更ながら、この宿がなくなってしまうのはとても残念です。

アフターコロナ、様々な傷跡を残しながら、収束するのだと
思いますが、現時点でなんとも言えない気持ちです。

新刊は、発売日が決まったらまたご案内します。

こんな感じで作業してました。
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自粛と映画 [英国]

日本でも、海外でもいまだにコロナの影響は大きいですね。
仕事の打ち合わせに、Zoomを使ったのは初めてでした。仕事の内容上、
やはり若干のやりにくさを感じました。

海外渡航も限定&制限があり、難しい状況です。
例年、6月には渡英予定があり、そのために年始からいろいろ調整を
するのですが、今年はGWあたりに新刊発売予定があり、
渡英予定は保留していたのですが、出版自体もずれこみ、
英国行きは年内ですら困難になり、楽しみにしていた
英国のニュー・アドベンチャーズによる
マシュー・ボーン版『赤い靴』来日公演もキャンセルになりました。

映画館も日本国内ごくわずかしかオープンしておらず、
劇場公開の新作がいつみられるのかわかりません。

実は来週からキーラ・ナイトレイ主演の
『オフィシャル・シークレット』という英国映画が公開予定でした。
イラク戦争開戦前、英国の諜報機関で驚くべき情報を
知ってしまった女性の勇気と行動の実話の映画化です。
詳細は下記の公式HPにありますが、実話だということ、
出演がキーラのほか、レイフ・ファインズ、ドクター・フーの
マット・スミス、ダウントン・アビーのマシュー・グードなど、
英国映画・ドラマファンには見逃せない出演陣です。
6月には公開されることを願ってやみません。
http://officialsecret-movie.com/

また、英国映画はミニシアターなどでかかる場合も多く、
配給会社も小規模なところが結構あります。

そういう意味でも、以下の団体を応援しています。
もしブログ読者の方で興味を持たれたら、とりあえず下記サイトを
覗いてみてください。私も応援しています。
良心的な規模の公開規模小さな作品を、やはり映画館で見たいし、
配給会社に頑張ってもらわないと、ハリウッド大作ばかりに
なってしまうのは寂しいからです。

ミニシアター・エイド
http://chng.it/Wwz7L27RQn

Help! The 映画配給会社プロジェクト
https://note.com/help_the_dsbtrs

最後に、私の自粛期間中の楽しみは、
自転車で行ける英国菓子のお店で
買ってきたケーキでのティータイムです。
とはいえ、事前予約して火曜日にしか受け取れません。
写真は、ヴィクトリア・スポンジという
英国ではスタンダードで一般的なケーキです。
ティーカップは、Ikumi Hirumaさんという方の作品です。
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